偏平足の人は運動音痴となる可能性がある
人の足の裏は生まれてから二歳から三歳頃に適切な歩行訓練をする事で綺麗なアーチを描く形でヘコみ、これによって全身の荷重を分散したり力をかけ易くする仕組みが生まれる様になります。
しかしこうしたアーチの形状ができていない人は体重のかかり方が偏ったり上手く力をかけられない等、運動音痴を含む様々な弊害を呼び込む事となり一生悩まされる事もあるのです。
これがいわゆる偏平足と呼ばれる症状でありしかも単に足の裏が平らになっているだけでは無く、筋力の低下や正しい肉付きの弊害になる事もあるので将来的に考えても非常に厄介な問題ともなります。
稀に偏平足の人であっても運動音痴とは無縁の人もいますがそれは若さによってカバーしているに過ぎず、年齢を経て衰えてくると一気に問題が吹き出してくる事もあるので甘く見てはいけないのです。
またスポーツ選手の中にも偏平足の人が居ますがこれらの場合は筋肉の付き方がそう見せているだけであり、一般の人とは事情が違うので勘違いしない様にします。
偏平足の人が被る障害は運動音痴だけに留まらず体重のかけ方が適正でも無いので、同じ様に過ごしていたとしてもアーチを獲得した人と比べると明らかに各部への負担が大きくもなってきます。
例えばそれは腰への負担であったり骨だったりしますが何れにしても無理な力が加わっており、これによって長い年月を経ると慢性的に痛みを伴ったり変形と言った形で症状が現れる事にもなるのです。
特に高齢になった時にこうした症状は運動音痴以前に歩行すら困難とさせてしまう可能性も高く、健康維持すらままならなくなるなど悪循環を呼び込む事さえあります。
そうならない為には早い段階で偏平足を解決して正しく足腰を鍛えて行くのが良いのですが、気付いた年齢によっては簡単な方法では治らない事もあるので注意が必要です。
特に長年放置してきた場合は体全体のバランスが崩れている事も考えられ、体重のかけ方その物が原因となっている場合も多いので病院等で検査をする事も重要となります。
